第1巻で恵に愛の告白をしつつも、
全く恵に相手にされない源造。
そんなある日、恵達が自分のせいで
不良に絡まれていることを知った源造は、
今まで自分がぶちのめして来た相手に謝り、
何とか許してもらおうとする。
そんな源造をみていた藤木と安田は
源造をわかってやれなかった事を恥じて、
自分らも一緒にボコられる覚悟をする。
しかし、藤木達が殴られた瞬間、
相手に殴りかかる源造だが、すでにもらっていたダメージが大きく、
あえなく返り討ちになりそうになる。
その一部始終を(途中で助けては男がすたると)黙って見ていた恵が
残りの輩をぶちのめした後のシーンが第2巻の名場面です。
源蔵が自分の為ではなく、仲間の為に拳を握ったことや、
藤木と安田が自分らもボコられる覚悟で男を見せたことに対して、
恵が放った「オマエ好きだ。」
つい何日か前まで嫌いだと言われてからのこの振り幅。
この素直さも恵の愛されるキャラクターの一つとも言えます。
また、すっかり自分にホの字になってしまった源造につきまとわれ、
困り果てた恵は、ついに自分の秘密を源造達に話出します。
そう、自分は昔男で小悪魔によって女に変えられてしまったということを…
普通の感覚で言えば、まずは冗談だと思うのが普通ですが、
どうやら本気で言っている、でもそんな非現実的な事が…
もしかして頭が少し… いやいやでもそんな感じはしないし…
嘘? でもなんでそんな嘘をわざわざ…?
と色々考えてしまう藤木と安田をよそに
源造が2人に向けた言葉のシーンも名場面と言えるでしょう。