※よく見ると藤木起きてる?
4巻は今までの強くて動じない恵とはうってかわり、
【乙女チック】で【夢見る少女】が恵の中にいるということが
分かってきます。
恵の父親に付き合い、大阪までやってきた恵は
ひょんなことから同じホテルで空き巣をはたらいていた
女泥棒(関西人)と知り合うことになります。
しかし恵はこの女泥棒が(勝手に)そんな悪い人ではないと思い込み、
つい想像で何かやむを得ない理由があって、泥棒をしているんだろ?と
女泥棒に聞いた時にあっさりと否定されながら言われた言葉が
この【乙女チック】&【夢見る少女】というキーワードです。
いわゆる厨二病をこじらせた正義感ですが、
男だと痛い感じになりますが、美少女だとずいぶんと
かわいらしい呼び名になるものです。
その他にも話の終盤では【美少女戦士】などと比喩されたり、
恥ずかしい気持ちになった恵ですが、それが藤木や源造など
仲間がバカにされると真面目に否定するところが恵らしいと言えます。
名場面のシーンは今日から俺はで三橋と伊藤が互いをバカにするけど、
第三者にバカにされるとマジギレするところと似たような感覚でしょうか。
恵は助けに来た藤木をナイトと呼びましたが、
(これを聞いていたのか不明ですが)源造は自分自身を
【白馬の王子】と呼んでいます。
これは恵の中で藤木はナイト止まりで
王子は源造ということを無意識に感じていたのか、
はたまた、最終話で明かされるようにこの【王子】というキーワードは
恵とってやはり特別な言葉なのかもしれませんね。